対象疾患

当院では、都心のクリニックでは稀ともいえるCT（X線断層撮影装置）を院内に設置し、すぐに撮影可能な状態でスタンバイしております。CTは、身体のあらゆる部位の断層（輪切り）撮影が可能であり、画像処理により、さまざまな方向の断層画像や、特定の臓器の3D画像も描出することができます。数十秒の撮影時間で、非常に多くの情報を得ることが可能で、従来のX線（レントゲン）撮影では見落とされるような、微細な病変も検出することができるため、特に緊急性が高い疾患の早期診断においては、必須と考えられる医療機器です。当院のCTは、画質に定評がある、米国GE（ジェネラル・エレクトリック）製の最新型の低放射線被ばく機器を採用しております。医療の現場では、即座に診断を行い、早急に治療を開始することにより、救われる命がたくさんあります。身体の異変を自覚した場合には、すぐにご相談ください。

エコーとは、超音波診断装置のことで、簡便かつ非侵襲的に、あらゆる内臓病変の探索と、大きさ・形状・深度などの観察や測定が可能であるほか、心臓のような大きな動きを伴う臓器の、壁や弁の運動、さらには血流がリアルタイムの映像として確認できます。CTが高画質写真を撮影する一眼レフカメラだとすると、エコーは簡易的な動画を撮影する小型ビデオと考えるとわかりやすいと思います。エコーはあらゆる診療科において、使用頻度の高い医療機器ですが、機種それぞれの性能や特徴、使用目的などが異なり、当院の一般的な診療では、コニカミノルタ製のオールマイティな最新機器を使用しております。さらに、循環器（心臓）のより専門的な精査が必要な場合には、分院に設置された米国GE製の最上位機種を使用し、循環器内科専門医として豊富なキャリアを持つ当院副院長が行う、大学病院と同等のレベルの検査が可能です。